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【新人エンジニアが挑戦!】はじめての現場作業の様子をご紹介

こんにちは、株式会社デンソーDnote編集チームです。
 
突然ですが、みなさんはエンジニアのお仕事についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
一日中ずっとPCと向き合ってプログラミング、専門的な知識や技術が必要、ITの最先端…。
そういった面もたしかにありますが、デンソーのエンジニアはそれだけではありません。
 
今回は、デンソーのエンジニアのなかでも私が所属している
”ソフトウェアエンジニアチームは、プログラミング以外にどんなお仕事をしているのか?”
というテーマで、入社6か月の新人エンジニアがその一部をありのままレポートいたします!



プログラミングだけじゃない!デンソーエンジニアの大事なお仕事


私が所属している部署での主なお仕事のひとつとして、garmitを導入いただいたお客様の元へ伺い、実際にどのようにご使用いただいているのか、(もしくはどのように使っていただく予定なのか)をしっかりヒアリングした上で仕様を検討、開発しています。
 
もちろん納品後もお客様へのフォローはしっかりと行い、お客様に寄り添った製品開発を心がけています。

★ garmitに関して詳しくは下記のリンクよりご確認ください


今回行ったのは「対向試験」と呼ばれる作業で、製品を導入いただいたお客様の元で想定したとおりにデータが測定できているか確認する作業です。garmitのシステムの特性上、計測機器の設置は必須のため、協力会社の方々ともコミュケーションを取りながら進めていきます。

試験道具を興味津々に見つめるgarmit公式キャラクターがみえーるの写真
(「ドライヤーは何に使うんだろう…」と興味津々なgarmit公式キャラクターのがみえーる)


写真は実際に使用した試験道具の一部です。
手前の道具はクランプメーターといい、今回の作業で必須の電流を測るための機器です。
この他、作業に必要な道具を一式揃えたら作業の準備完了です!
 
がみえーると共にお客様の元へ移動します。

品川駅を出発するgarmit公式キャラクターがみえーるの写真
(どこか頼もしく見えるがみえーる)

新人エンジニア、サーバールームに入る!


作業はサーバールームで行うのですが、(物理的にも)道のりが遠く…。
セキュリティ対策の一環で館内用のバッグに荷物を入れ替えることから始まり、さまざまな認証に必要なデータを登録。このように作業前から数回にわたってチェックを受け、そして何度もエレベーターを使ってようやくサーバールームに到着です!

サーバールーム自体、セキュリティに厳しい場所が多いのですが、ここまで厳重に管理された場所に入ったことがなかった私は、恥ずかしながら「こんなにスゴい場所で使っていただいているんだ!」と作業に入る前から圧倒されっぱなしでした。
 
初日は計測機器を設置してくださる協力会社の方々と作業内容についてすり合わせしつつ、マネージャーと共に作業に向けて準備を進めていきます。
お客様の環境ということもあって、作業手順や事前に作成したデータの確認、試験時に見るべき項目や内容など、1つ1つ慎重に、時間をかけて前日にチェックします。

挑戦!新人エンジニア、はじめての対向試験…!


そして迎えた対向試験日当日。
クランプメーターとドライヤーを使用して実際に計測した電流値をgarmit上で想定した場所に表示できているかチェックしていきます…が、その前に作成したデータに問題がないか再チェックします
マネージャーからフォローしてもらいつつ、事前に作成したデータをお客様の環境で手順書に沿って確認し、協力会社の方々と息を合わせていざ作業に入ります!

クランプメーターを見つめる試験道具を興味津々に見つめるgarmit公式キャラクターがみえーるの写真
(「いよいよこれを使うときが…」と、気を引き締めるがみえーる)


試験は協力会社の方々と声を掛け合いながら行います。

下記の図のように協力会社の方には計測対象のブレーカーの稼働時を想定してドライヤーとクランプメーターを使用して値をチェックしていただき、私たちはgarmitの画面上で確認できる値と大幅にズレがないかチェック
計測いただいた値を聞き漏らさないように復唱しながら慎重に対応しました。

対向試験概要図
(今回行った試験の概要図)


マネージャーに見守られながら、しっかり時間をかけて準備や確認を行った結果、作業はスムーズに進み、無事終えることができました!
(協力会社の皆様、いつも本当にありがとうございます!)

感想・まとめ


今回の作業を通して、入退場を含めて作業前にチェックをしたり確認したり…と、やることがとにかく多い!と感じました。
(試しに記事の中にある「チェック」や「準備」という単語の登場回数を数えてみたところ10回以上使っていました)
 
しかしそれと同時に、お客様の環境で作業させていただくということ、そしてサーバールームという場所や扱っているサービスを考えると慎重にチェックしながら作業を進めていくのは当然で、これから先も1つ1つしっかり丁寧に作業していきたいと思いました。
 
また、お客様や協力会社の方々と関わらせていただいたことで、エンジニアという職業はプログラミングスキルだけではなくコミュニケーション能力もとても重要だなと実感しました。
社内のメンバーとだけではなく、外部の方々ともどれだけしっかり事前にすり合わせを行えるか、そしてそのためにはどのような段取りでいくか…など、今後考えていく場面も増えていくと思うので、引き続きプログラミングスキルを磨きつつコミュニケーション能力も向上させていきたいです。

ベッドで眠る試験道具を興味津々に見つめるgarmit公式キャラクターがみえーるの写真
(「休むことも大事な仕事だから…」と、早めにお布団に入ってしまったがみえーる)

ということで、今回は”ソフトウェアエンジニアチームが、プログラミング以外にどんなお仕事をしているのか?”というテーマで、新人エンジニアが対向試験というお仕事をレポートさせていただきました!

入社前のソフトウェアエンジニアの仕事イメージ(パソコン前でもくもくと…)とはガラッと異なり、いろいろな人たちとのコミュニケーションがお仕事のベースになっていることを今回の現場作業からもリアルに感じ取ることができました。
まだ入社6か月ですが、これでまた一段階レベルアップしたかな?と感じています!

ではまた次回記事もお楽しみください!