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【スマートシティ名護モデルの実現を目指して!】デンソーが納入した特注製品をご紹介します

こんにちは、株式会社デンソーDnote編集チームです。

実はデンソーでは沖縄県の名護市さんと手を組んで「スマートシティ名護モデル」なるものの実現を目指した取り組みが日夜行われています・・・

そのため今回の記事では、
「スマートシティ名護モデル」とは何なのか?
スマートシティ名護モデルの実現のために、デンソーがどういった取り組みを行っているのか?
この2点を読者の皆様に向けて分かりやすく伝えていきたいと思います!



スマートシティ名護モデルとは?

スマートシティ名護モデルの概要については名護市役所さんのホームページに内容が分かりやすく掲載されているので、今回はこちらから引用させていただきます!
スマートシティの実現による地域活性化を目的としたものになります。

・スマートシティ名護モデルマスタープランの策定の背景
名護市はこれまで4 次にわたる総合計画を策定し、まちづくりのテーマや求められる名護市の役割と、まちづくりの基本理念等を定め、各種施策に取り組んでおり、現行の第5次名護市総合計画においては、まちづくりのテーマを「つなぎ、創る・しなやかな未来」としています。これまでのまちづくりを「つなぎ」ながら新しい時代の新しいまちづくりを進め、これまで積み重ねた名護市の独自性や個性といった根幹を維持しながらも、急速に変化する時代に柔軟に対応していくこととしています。名護市では、このテーマに則り、昨今のまちづくりを取り巻く動向やデジタル技術の発展、コロナ禍後 (ポストコロナ)のニューノーマルな生活様式・働き方の普及等の社会動向を踏まえ、時代に則した目指すべきまちの姿を再定義します。それに併せて実現に向けた方向性を示し施策を推進し、他地域の参考になるようなまちづくりの取組方法である「スマートシティ名護モデル」を確立することで、沖縄県北部地域をはじめとする県内外の地域のまちづくりの一助になることを目指しています。

・スマートシティ名護モデルの目指す姿
名護の地域課題を自分事としてとらえる様々なプレーヤーが集い、デジタルやBigData等の先進技術を用いつつも、名護の地域特性を考慮した上で、「市民の課題(ニーズ)を出発点とした取組」を推進していく。 その様な取組が活発化し、各プレーヤーが響鳴し合うことで地域の魅力を高めていけるまち=”響鳴都市”を目指す。

出典:名護市役所/スマートシティ名護モデルマスタープランの策定について
名護市役所/スマートシティ名護モデルマスタープラン本編
名護市役所/スマートシティ名護モデルマスタープラン概要版
「響鳴都市名護」のイメージ図

スマートシティ名護モデル実現に向けたデンソーの取り組み

デンソーでは一般社団法人名護スマートシティ推進協議会及び名護スマートシティコンソーシアムの一員として響鳴都市の実現に向け、協賛企業と連携しながら名護市におけるスマートシティ事業の推進を行っております。

名護スマートシティコンソーシアム概要

今回納入させて頂いた製品をご紹介!

今回デンソーが納入した特注製品(スマートポール、デジタルサイネージ)についてそれぞれご紹介いたします。

スマートポール

様々な機能を内包した新しい形の街路灯・・・
「スマートポール」になります!

納入したスマートポールの画像1/2
納入したスマートポールの画像2/2(カメラ付き)

こちらのスマートポールは主に以下の3つの機能があります。
①LPWA調光遠隔制御機能
②カメラ映像遠隔監視システム
③人数カウント機能
機能の詳細についてそれぞれ簡単に説明いたします!

①LPWA調光遠隔制御機能
LPWAを使用して遠隔地のパソコンから街路灯の照明を制御できる機能です。
照度センサーの情報取得、街路灯照明のオンオフ、調光制御、照明スケジュール機能、照明器具の故障検知等々の便利機能が現地に行く必要がなくWebブラウザ上で簡単に行えます!
この機能により消費電力量削減の効果が見込めます。

・LPWAとは?
LPWA(Low Power Wide Area-network、LPWANとも称される)は、その名のとおり「省電力かつ長距離での無線通信が可能」という特長をもった通信技術の総称です。

世界のIoTデバイスが数百億と普及するIoT(Internet of Things)社会の本格的な到来に向け、従来よりも低消費電力、広いカバーエリア、低コストを可能にするLPWAネットワークが期待されています。2022年には50億台ものデバイスがLPWAネットワークに接続されるとも言われています。

出展:京セラコミュニケーションシステム/LPWAとは


②カメラ映像遠隔監視システム
こちらはスマートポールに付随しているカメラの映像を遠隔地のパソコンから確認できるシステムになります!
PTZ(パンチルズーム)カメラを採用しており、ズームや視点移動も自由に行えます。また映像は常時録画をしているため、過去映像の見直しも行えます。

③人数カウント機能
カメラの機能のうちの一つ、人数カウント機能になります!
どのエリアのどの時間に人が何人いる・・・などの情報を映像から分析し、データ結果を分かりやすくダッシュボードで表示してくれる機能になります。公園の利用が多い時間帯の把握に役立ちます。

こちらのスマートポールは名護市の21世紀の森公園に実物がありますので、立ち寄った際はぜひご覧ください!

デジタルサイネージ(電子看板)

こちらは名護市役所さんや名桜大学さんに納入させて頂いたデジタルサイネージ(電子看板)になります!

納入したデジタルサイネージの画像1/2
納入したデジタルサイネージの画像2/2

画面がタッチパネルとなっており、名護市の魅力や周辺マップ、イベント情報などの観光情報が簡単操作で分かるように作られております。
こちらも近くで見かけた際は、お気軽にご利用頂けたらと思います!


まとめ

今回の記事ではスマートシティ名護モデル実現に向けたデンソーの取り組みをご紹介させていただきました!
また今回の製品を見て気になるところや不明点等がございましたらお気軽に↓の弊社HPまでお問い合わせください。


デンソーでは引き続きスマートシティ名護モデルの実現に向けて取り組んでいく予定です。
続報も随時投稿していく予定ですので、次回以降の記事もぜひお楽しみください!